薬剤師ライターとして今も続いている仕事の中で、最も長いお付き合いになっているクライアントがいます。
そのクライアントとの出会いは、自分から応募したのではありませんでした。クラウドワークスのスカウト機能を通じて、先方から「この案件、書いていただけませんか」と連絡をいただいたのが始まりです。
クラウドワークスにはスカウト機能がある
クラウドワークスには、クライアントがワーカーのプロフィールを検索して、直接オファーを送れる機能があります。
自分から案件を探して応募するのとは逆に、クライアント側が「この人に頼みたい」と判断して声をかけてくれる仕組みです。
スカウトが来るかどうかは、プロフィールの内容にかかっています。クライアントが検索するとき、「薬剤師」「医療ライター」「薬機法」といったキーワードで絞り込みます。そのキーワードがプロフィールに含まれていなければ、そもそも検索に引っかかりません。
自分から応募する場合はワーカー側が「選んでください」という立場から始まりますが、スカウトの場合は「この人に頼みたい」という意思を持って連絡してきています。条件について話し合う立場として対等なところからスタートできるのが、スカウトの特徴です。
プロフィールを整えてから状況が変わった
スカウトをもらう前、私は自分から案件に応募していました。
「もっとプロフィールを充実させなければ」と思い、書き直したことがありました。薬剤師免許の保有、調剤薬局での勤務経験、薬機法対応の記事が書けること——そういった情報を、クライアントの目線でわかりやすい形に整理しました。そのあとしばらくして、スカウトの連絡が来ました。
書き直す前のプロフィールにあった問題
以前は「薬剤師として10年以上働いてきました。患者さんに正確な情報を届けることを大切にしています」という自己紹介文を書いていました。
クライアントが知りたいのは「どんな記事が書けるか」「薬機法に対応できるか」という実務的な情報です。また「医療ライター」「薬機法」「調剤」「OTC」といった、クライアントが検索で使いそうなキーワードも少なかったです。
書き直しでは「何ができるかを箇条書きで明確にする」ことと、書き出しを「薬剤師免許保有・薬機法対応可能な医療ライターです」と変えることを意識しました。検索で引っかかった後に「この人に頼みたい」と思ってもらえるかは、最初の数行で決まります。
スカウト案件が長続きする理由
スカウトで来た案件は、自分から応募した案件とは少し性質が違います。
わざわざプロフィールを検索してスカウトを送るというのは、それなりの手間をかけてでも適切な人材を見つけたいという意思の表れです。「継続的に頼める人を探している」という文脈でのことが多く、仕事の品質や対応が問題なければそのまま継続してもらいやすい状態から始まっています。
今も続いているそのクライアントとの仕事は、最初のスカウトから始まって継続的に案件をいただける関係になっています。自分から営業をかけた案件ではありませんでした。
薬剤師ライターのプロフィールに書くべきこと
クライアントの視点で考えると、プロフィールに必要な情報は明確です。
薬剤師免許と資格
「薬剤師免許保有(取得年:20XX年)」と明記します。経緯の説明ではなく事実の提示です。YMAA(薬機法管理者)などの関連資格があれば合わせて記載します。資格についてはYMAA(薬機法管理者)資格についても参考にしてください。
経験・専門領域
勤務経験は「薬剤師として〇年」という総年数だけでなく、どこで何をしてきたかを書きます。
- 調剤薬局(〇年):処方箋応需・服薬指導・在宅患者対応
- ドラッグストア(〇年):OTC医薬品の相談対応・健康食品の説明
「医療全般」ではなく「循環器系の薬に詳しい」「OTC医薬品全般に対応できる」など具体的な領域を示すと、そのジャンルを求めているクライアントに刺さりやすくなります。
一言メッセージ
「患者さんへの服薬指導を通じて、正確でわかりやすく伝えることを日々意識してきました」など、薬剤師ライターとしての姿勢が伝わる一文を加えます。キーワードの羅列で終わるのではなく、一人の人間として伝わる文章があることが他のプロフィールとの差別化になります。
応募するより「見つけてもらえる状態」を作る
営業が得意でなくても、案件を取ることはできます。
自分から積極的にアプローチするよりも、「見つけてもらえる状態」を作るほうが、薬剤師ライターには向いていると感じています。実績が増えたら更新する、新しいスキルが身についたら追加する——こうした更新を定期的に行うことで、常に現時点での自分の強みが伝わる状態を保てます。
「自分をアピールするのが苦手」という場合も、プロフィールは売り込みではなく情報整理として捉えると取り組みやすくなります。
まとめ
- クラウドワークスにはクライアントからスカウトが来る機能がある
- スカウトが来るかどうかは、プロフィールの内容にかかっている
- 書き直す前のプロフィールには「クライアントが必要な情報」が足りていなかった
- 資格・経験・対応業務を「クライアント目線」で具体的に書くことが大切
- スカウト案件は信頼の土台があり、長続きしやすい
- 営業力よりも「見つけてもらえるプロフィール」を整えることが先決
自分から積極的に動くことが苦手でも、プロフィールを丁寧に書くことで、向こうから声をかけてもらえることがあります。まずはプロフィールを一度見直してみるところから始めてみてください。