クラウドワークスに登録したものの、「応募しても採用されない」「1件受けたきり続かない」という声をよく聞きます。
医療ライターの案件は数が限られており、競争もあります。しかし、薬剤師ライターとしての強みを正しく伝えれば、継続的に案件を獲得することは十分に可能です。
この記事では、クラウドワークスで医療ライターとして継続的に仕事を得るための具体的な方法を解説します。
採用されない原因はプロフィールにあることが多い
クラウドワークスで案件を継続的に獲得するための土台は、プロフィールです。
応募文をどれだけ丁寧に書いても、プロフィールが薄ければクライアントの信頼を得られません。
採用につながるプロフィールの3要素
① 薬剤師免許と専門領域を冒頭に書く
プロフィールの最初の3行で、薬剤師免許の保有と得意分野を明記します。
薬剤師免許保有・調剤薬局勤務10年。
処方薬の解説・服薬指導コラム・薬機法チェックを得意としています。
医療情報を患者目線でわかりやすく伝えることを大切にしています。
クライアントはプロフィールを全文読まないことが多いため、最初に資格と専門性を伝えることが重要です。
② 対応できる業務を具体的に列挙する
「医療記事が書けます」より、具体的な業務リストのほうが依頼イメージが湧きます。
- 薬・医薬品の解説記事
- 病気・症状の基礎知識コラム
- クリニック・調剤薬局のオウンドメディア記事
- 健康食品・サプリメントの薬機法チェック
- 医療コンテンツの監修・校正
③ 実績・受賞歴があれば記載する
納品した記事のURLや、クライアントからの評価コメントを掲載できると信頼度が上がります。実績がない段階では、「現在実績を積み中です」と正直に書くほうが好印象になることもあります。
採用されやすい案件の選び方
プロフィールが整ったら、応募する案件を選びます。すべての案件に応募するのは効率が悪く、採用率も下がります。
狙いやすい案件の条件
応募人数が少ない案件
クラウドワークスでは、案件ページに応募人数が表示されます。応募数が5人以下の案件は、競争が少なく採用されやすい傾向があります。
発注者の実績・評価が充実している案件
発注者の評価が高く、過去の取引件数が多いクライアントは、仕事の進め方が明確で安心して取り組めます。継続依頼につながりやすい傾向もあります。
テーマが自分の専門に近い案件
「高血圧・糖尿病の薬について書ける人」「調剤薬局のコラムを書ける薬剤師」など、自分の勤務経験や専門領域に合致した案件は採用率が上がります。
避けたほうがよい案件
- 発注者のプロフィールが未記入・評価なし
- 報酬や条件が曖昧
- 「今すぐ」「本日中に」など極端に急いでいる
採用率を上げる応募文の書き方
案件を選んだら、応募文を書きます。
応募文の構成
採用される応募文には、おおむね以下の要素が含まれています。
- なぜこの案件に応募したか(自分の経験との接点)
- 自分が何者か(薬剤師免許・専門領域・経験年数)
- どう貢献できるか(付加価値の提示)
- 希望する進め方(納期対応・修正対応など)
応募文のテンプレート例
はじめまして。薬剤師ライターの[名前]と申します。
[案件名]を拝見し、ぜひ担当させていただきたくご連絡しました。
私は調剤薬局で[〇年]勤務している現役薬剤師です。
[テーマ]については日常業務でなじみが深く、
患者さんへの説明経験をもとに、正確でわかりやすい記事をお届けできます。
執筆に加え、薬機法の観点からの表現確認も対応可能です。
ご不明な点があればお気軽にご質問ください。
テンプレートをベースに、案件のテーマや発注者の業種に合わせて具体的な経験を加えることで、採用率が上がります。
1件の案件を継続につなげるコツ
単発で終わらせず、継続案件として発展させることが収入安定の鍵です。
納品時に次につながる一言を添える
記事を納品するとき、こんな一言を添えると継続依頼につながりやすくなります。
今回の記事を納品いたします。
〇〇のテーマについては関連記事も書けますので、
もし別の記事をご検討の際はお声がけいただければ幸いです。
依頼待ちではなく、自分から「次もお願いします」と伝える姿勢が大切です。
修正対応を丁寧に行う
修正依頼への対応が早く丁寧なライターは、クライアントから継続を求められやすくなります。
修正は「クレーム」ではなく「クライアントとの認識合わせ」です。修正を通じてクライアントの好みや媒体のトーンを把握することが、次回以降の記事品質向上につながります。
クライアントの媒体を理解する
依頼を受けた媒体(サイト・ブログ・SNS)を自分でも読んでおくと、トーンや読者層の理解が深まります。
「この媒体はこういう読者に向けて書かれている」と理解した上で書いた記事は、修正が少なく、クライアントの満足度も高くなります。
まとめ:継続案件は「信頼」の積み重ね
クラウドワークスで医療ライターとして継続的に案件を獲得するポイントをまとめます。
- プロフィールの冒頭に薬剤師免許と専門領域を明記する
- 応募数が少なく、発注者の実績が充実した案件を選ぶ
- 自分の経験と案件の接点を応募文に書く
- 納品時に次の提案を添える
- 修正対応を丁寧に行い、媒体への理解を深める
クラウドワークスは「登録して待つ場所」ではなく、「積極的に動いて信頼を積み上げる場所」です。薬剤師としての専門性を武器に、継続的な仕事の流れを作っていきましょう。
次の記事では、未経験から医療ライターになるまでの実体験を書いています。失敗したことも含めて、正直にお伝えしています。 未経験から医療ライターになった実体験:薬剤師が副業を始めるまで