薬剤師ライターに興味を持ったとき、最初に悩むのは「どこから始めればいい?」という疑問ではないでしょうか。
私も最初はそうでした。ライターの仕事がどこにあるのか、どうやって応募するのか、何もわからない状態からスタートしました。
この記事では、私が実際に歩んだ「最初の案件を取るまでの道のり」を具体的にお伝えします。
まずクラウドソーシングへの登録が最初の一歩
薬剤師ライターとして仕事を始めるなら、まずクラウドソーシングサービスへの登録をおすすめします。
クラウドソーシングとは、仕事を発注したい企業や個人と、受注したいフリーランスをつなぐサービスです。会員登録は無料で、登録後すぐに案件を探せます。
クラウドワークスとランサーズが主な選択肢
医療・健康系ライターの案件が多いのは、以下の2つです。
クラウドワークス
国内最大手のクラウドソーシングです。医療系の案件数が多く、薬剤師・医師などの資格保有者を対象にした案件も定期的に掲載されています。
ランサーズ
クラウドワークスと並ぶ大手サービスです。単価の高い案件が集まりやすい傾向があります。
どちらか一方でも始められますが、両方に登録しておくと案件の選択肢が広がります。
登録時に入力しておくべき項目
アカウントを作成したら、プロフィールを充実させることが最初の仕事です。後述しますが、プロフィールが薄いと案件獲得が難しくなります。
プロフィールに「薬剤師免許」を明記することが大切
クラウドソーシングで案件を獲得できるかどうかは、プロフィールの質に大きく左右されます。
一般のライターと差別化するために最も重要なのが、薬剤師免許の明記です。
プロフィールに書くべき4つの要素
① 薬剤師免許の保有
「薬剤師免許保有」と明確に書きます。これだけで、クライアントからの信頼度が変わりやすくなります。
② 職歴・専門領域
調剤薬局、病院薬剤師、ドラッグストアなど、これまでの勤務経験を書きます。「内科系処方が得意」「OTC医薬品の知識が豊富」など、得意分野があれば具体的に記載しましょう。
③ 書ける記事の種類
「薬の解説記事」「患者向けの服薬指導コラム」「薬機法チェック」など、対応できる業務を明記します。
④ 一言メッセージ
「患者さんへの服薬説明を通じて、わかりやすく伝える力を磨いてきました」など、薬剤師としての強みをひと言で表現できると印象に残ります。
プロフィールは「クライアントが読む採用ページ」と考える
プロフィールは自己紹介ではなく、クライアントにとっての採用資料です。「この人に頼めば安心」と感じてもらえるように書くことを意識しましょう。
最初の案件は「テスト案件」と割り切って選ぶ
プロフィールができたら、いよいよ案件に応募します。
最初の案件選びで大切なのは、単価よりも実績を作ることを優先することです。
最初に狙いやすい案件の特徴
以下の条件に当てはまる案件は、初心者でも応募しやすい傾向があります。
- 文字単価0.5〜1円程度(低単価だが実績になる)
- テーマが自分の専門領域に近い(糖尿病、高血圧、OTC薬など)
- 応募人数が少ない
- 発注者のプロフィールや評価が充実している
単価が低くても、1本書き上げた実績が次の案件への足がかりになります。私も最初は文字単価0.6円の案件から始めました。
避けたほうがよい案件
- 発注者のプロフィールが空白
- 条件や指示内容が不明確
- 極端に締め切りが短い(1〜2日以内など)
初心者のうちは、安心して仕事できる環境を選ぶことも大切です。
採用される応募文の書き方
案件を選んだら、応募文を書きます。応募文の出来が採用を左右するといっても過言ではありません。
応募文に書くべき3つのこと
① なぜこの案件に応募したか
「糖尿病患者への服薬指導を5年間担当してきたため、この記事テーマに貢献できると考えました」など、案件と自分の経験を結びつけて書きます。
② 自分がどんな人物か
薬剤師免許の保有、専門領域、これまでの経験を簡潔に伝えます。プロフィールの要約版です。
③ 対応できる内容の確認
「ご要望があれば薬機法の観点からの確認もお手伝いできます」など、付加価値を伝えると印象に残りやすくなります。
応募文のテンプレート例
はじめまして。薬剤師ライターの[名前]と申します。
[案件名]を拝見し、ぜひ担当させていただきたくご連絡しました。
私は調剤薬局で[〇年]の勤務経験を持つ現役薬剤師です。
患者さんへの服薬指導を通じて、医療情報をわかりやすく伝えることの大切さを日々実感しています。
[テーマ]については、業務上なじみが深く、正確でわかりやすい記事をお届けできると考えています。
ご不明な点があればお気軽にご質問ください。
よろしくお願いいたします。
コピーして使えるテンプレートですが、案件ごとに具体的な経験を加えてアレンジすることをおすすめします。
初案件のあとにやること
無事に初案件を受注できたら、丁寧に仕上げることに集中しましょう。
大切にしたい3つのこと
納期を守る
当たり前のようですが、納期を守ることが信頼の基本です。難しい場合は早めに相談しましょう。
修正に誠実に対応する
修正依頼があっても落ち込まないでください。修正のやり取りを重ねることで、クライアントとの信頼関係が生まれます。
評価をもらう
納品後、クライアントへのお礼メッセージとあわせて、評価をお願いしてみましょう。評価の積み重ねが次の案件につながりやすくなります。
まとめ:最初の一歩は今日から踏み出せる
薬剤師ライターとして最初の案件を取るまでのステップをまとめます。
- クラウドワークスまたはランサーズに登録する
- 薬剤師免許を明記したプロフィールを書く
- 実績作りを目的に案件を選ぶ
- 案件に合わせた応募文を送る
- 丁寧に仕上げて評価をもらう
「完璧なプロフィールができてから」「もっと準備してから」と考えていると、いつまでも始められません。
まず登録して、プロフィールを書いて、1件応募する。それだけで、薬剤師ライターとしてのキャリアが動き始めます。
次の記事では、薬剤師ライターの単価相場と、単価を上げるための具体的な方法をご紹介します。 薬剤師ライターの単価相場と上げ方
