「ポートフォリオがないと案件に応募できない」「でも案件を受けないと実績が作れない」

この堂々巡りで止まっている薬剤師ライターは少なくありません。

結論から言うと、ポートフォリオは実績がなくても作れます。薬剤師という専門性を活かせば、最初の1本から「クライアントに見せられるポートフォリオ」を用意することができます。

ポートフォリオとは何か

ポートフォリオとは、自分がどんな記事を書けるかを示す「作品集」です。

就職活動でいえば履歴書と職務経歴書を合わせたようなものです。クライアントはポートフォリオを見て「この人に依頼していいか」を判断します。

薬剤師ライターのポートフォリオに含めるべき要素は以下の4つです。

  1. 自己紹介(薬剤師免許・専門領域・経歴)
  2. 対応できる業務の一覧
  3. 執筆サンプル記事
  4. 連絡先・クラウドソーシングのプロフィールURL

実績ゼロでもポートフォリオは作れる

サンプル記事を自分で書く

クライアント案件の実績がなくても、自分でサンプル記事を書いてポートフォリオに掲載できます。

「これは実績ではなくサンプルです」と明記した上で掲載するのが正しいやり方です。クライアントはサンプルであっても、文章の質・構成・専門知識の有無を判断できます。

サンプル記事のテーマは、自分の得意分野から選びましょう。

日常業務でなじみのあるテーマなら、調べる時間が少なく、質の高い記事が書けます。

noteやブログに公開する

サンプル記事をnoteや無料ブログに公開することで、URLをポートフォリオに掲載できます。

「公開している記事がある」という状態は、クライアントにとって安心材料になります。文章の読みやすさ・情報の正確さを実際に確認してもらえるためです。

このブログ自体も、ポートフォリオとして機能します。

ポートフォリオをどこに作るか

Googleドキュメント(最もシンプル)

無料で作れ、URLを共有するだけでクライアントに見てもらえます。

デザインはシンプルですが、内容が充実していれば問題ありません。最初のポートフォリオとして最も手軽な方法です。

無料ブログ(はてなブログ・Ameba)

はてなブログやAmebaブログは、無料で開設でき、記事を公開するだけでURLが発行されます。

ポートフォリオ兼サンプル記事置き場として使いやすく、クライアントにも馴染みのあるプラットフォームです。「書いた記事を見てもらう」という目的には十分です。

note

記事の執筆場所とポートフォリオを兼ねられます。「この人はこういう記事を書く」という雰囲気がクライアントに伝わりやすいです。

将来的に有料記事を販売する予定があるなら、最初からnoteに記事を書いておくのが効率的です。

クライアントに選ばれるポートフォリオの作り方

冒頭の自己紹介は3行以内にまとめる

クライアントはポートフォリオを最初から最後まで読みません。冒頭の3行で「薬剤師免許あり」「専門領域」「対応できる業務」を伝えます。

薬剤師免許保有・調剤薬局勤務。
小児科・発達障害・漢方を専門とする医療ライター。
薬機法チェック・医療記事の執筆・監修対応が可能です。

得意ジャンルを明確にする

「医療記事全般」より「小児科・発達障害」と絞った方が、該当するクライアントの目に留まります。

ジャンルを絞ることで「専門家」として見てもらえます。広く浅くよりも、狭く深い方がポートフォリオとしての強みになります。

サンプル記事は2〜3本で十分

最初から10本用意する必要はありません。テーマの異なるサンプル記事が2〜3本あれば、文章の質と専門性を示すには十分です。

本数より質を優先します。1本の記事で「この人はわかりやすく書ける」と感じてもらえれば、採用につながります。

「薬機法チェック対応可」を明記する

薬機法対応できるライターは少ないため、明記するだけで差別化になります。

薬機法チェック・医療広告ガイドライン対応可」とポートフォリオの目立つ位置に書いておきましょう。

実績が増えたらポートフォリオを更新する

ポートフォリオは一度作って終わりではありません。

案件を受けるたびに実績を追加します。掲載可能な記事URL、クライアントの業種・ジャンル、担当した記事数などを更新していきます。

実績が増えるにつれ、サンプル記事は非掲載にして、実際の案件実績に置き換えていきます。

まとめ:まずサンプル記事1本から始める

薬剤師ライターのポートフォリオ作りのポイントをまとめます。

  1. 実績がなくてもサンプル記事を書いてポートフォリオに掲載できる
  2. テーマは自分の専門領域(小児科・漢方など)から選ぶ
  3. Googleドキュメント・無料ブログ・noteで作るのが手軽
  4. 冒頭3行で薬剤師免許・専門領域・対応業務を伝える
  5. 薬機法チェック対応可を明記して差別化する

「ポートフォリオがないから応募できない」ではなく、「サンプル記事を書いてポートフォリオを作る」ことが最初の一歩です。

次の記事では、薬剤師ライターの単価が自然に上がる理由を解説します。交渉より大切なことをお伝えします。 薬剤師ライターの単価が自然に上がる理由:交渉より大切なこと