「記事は書けるけれど、WordPress(ワードプレス)への入稿まではちょっと自信がない」——薬剤師ライターを続けていると、一度はぶつかる壁です。
多くの案件は、WordやGoogleドキュメントでの納品から始まります。ただ、続けていくと「WordPressに直接入れてもらえると助かる」というクライアントが必ず出てきます。
結論から言うと、入稿スキルは覚えておいて損がありません。むしろ「書ける+入稿できる」の二刀流になると、対応できる案件が一気に広がります。難しそうに見えて、実際にやることは「決まった型」を覚えるだけです。
この記事では、WordPress入稿でやることの全体像、覚えるべき基本操作、そして薬剤師ライターならではの注意点を整理します。学習におすすめの本も最後に紹介します。
※ この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
WordPress入稿ができると、なぜ強いのか
「文章を書く」のがライターの仕事——そう思われがちですが、実際の現場では入稿まで任せられるライターは意外と少ないのが現実です。
ライターが入稿までやってくれると、クライアント(編集者やメディア運営者)はこんなメリットを受け取ります。
- Wordから手作業でコピペする手間が省ける
- 見出しや画像の設定ミスが減る
- 公開までの工程がまるごと短くなる
つまり、入稿できるライター=クライアントの手間を減らせるライターです。これは継続依頼や単価交渉のときに、確実に効いてきます。「入稿込みでお願いできますか?」という相談が来たときに「できます」と答えられるかどうかで、受けられる仕事の幅が変わります。
薬剤師ライターは医療記事という専門性で選ばれますが、そこに「入稿もできる」が加わると、さらに頼みやすい存在になります。
覚えるのはこれだけ:基本の入稿操作
WordPress入稿とは、ざっくり言うと 「書いた原稿をWordPressの管理画面に入れて、記事の形に整える」作業です。今のWordPressは「ブロックエディタ」という仕組みで、文章や画像を「ブロック」という箱の単位で積み上げていくだけです。
入稿でやることは、ざっくり次の5つです。
- タイトルを入れる
- 本文を流し込み、見出し(H2・H3)を設定する
- 画像をアップロードして入れる
- リンクを貼る
- プレビューで確認してから公開(納品)する

文字にすると多く見えますが、どれも単純な操作で、難しいことはありません。一度やれば「なんだ、こんなものか」と思えるはずです。細かいやり方は実際に画面を触りながらで十分つかめるので、まずは流れだけ覚えておけば大丈夫です。
薬剤師ライターが特に気をつけたい入稿ポイント
医療記事の入稿では、一般的なライター以上に気をつけたい点があります。
- 出典リンクを正しく貼る:厚労省・PMDA・学会ガイドラインなどの一次情報リンクは、医療記事の信頼性の土台です。リンク切れや貼り間違いがないか確認します。
- 見出し階層を崩さない:医療記事は情報量が多く、構造が崩れると読みにくくなります。H2・H3を整理して入れましょう。
- 薬機法的にNGな表現を最後にもう一度チェック:入稿は「原稿を最終的に見直す最後の機会」でもあります。効能を断定する表現などが残っていないか、入稿時にもう一度目を通すと安心です。
入稿は単なる作業ではなく、公開直前の最終チェックの場でもある——薬剤師ライターはこの意識を持っておくと強いです。最終チェックの観点は薬機法NG表現TOP10も参考にしてください。
結局いちばんの近道は、自分のブログで実際に触ること
入稿スキルは、読むだけではなかなか身につきません。実際に手を動かすのが一番です。これは私自身の経験から、本当にそう感じています。
私も最初は、自分用のブログをひとつ作って練習しました。記事を書いては入稿し、見出しを直し、画像を入れ替え……と繰り返すうちに、自然と操作が身についていきました。いきなり本番の案件で覚えようとすると、ミスが怖くて手が止まりがちですが、自分のブログなら何度失敗しても大丈夫です。
その後、きちんと体系立てて学ぼうとスクールにも少し通ってみました。ですが正直なところ、内容の多くは自分のブログですでにやったことのおさらいで、「あ、これ知ってる」という場面がほとんどでした。もちろん人によって合う合わないはありますが、私の場合は結局、自分で手を動かして覚えるのが一番の近道だったというのが実感です。
世の中の多くのメディアはWordPressで動いています。自分のWordPressを一度触っておくと、案件でも落ち着いて入稿できるようになります。練習がてら、ライターとしての発信用ブログを持っておくのもおすすめです。
ブログを始めるなら、まずはレンタルサーバー
自分のWordPressブログを作るには、レンタルサーバーの契約が必要です。いくつか選択肢がありますが、WordPressの定番として人気なのが ConoHa WING(コノハウィング) です。表示が速く、ドメイン取得やWordPressの初期設定もまとめてかんたんに済むので、初めての人でも迷いにくいのが特長です。
まずは小さく一つブログを立ち上げて、入稿の流れを体で覚えてしまうのが、案件で困らないための一番の準備になります。
学習におすすめの本
「ネットの情報だけだと断片的で不安」という人には、最初の一冊として入門書を手元に置いておくと安心です。一冊あれば、つまずいたときに辞書のように引けます。WordPressは頻繁にアップデートされるので、最新の「6.x対応」と書かれた本を選ぶのがポイントです。
まずはこの一冊:操作をやさしく確認したい人に
投稿・固定ページの作り方やブロックエディタの操作が、画面付きでていねいに解説されています。「入稿で何をするか」を手元で確認したい薬剤師ライターにちょうどいい一冊です。
もう少し全体像から学びたい人に
記事の入稿だけでなく、サイトの立ち上げから運用までを一通り学びたい人向けの入門書です。「WordPressそのものをゼロから理解したい」という場合におすすめです。
本は「最初の地図」として一冊あると安心ですが、最終的には自分で触って覚えるのが一番です。気になった方を手に取って、実際にWordPressを動かしてみてください。
まとめ:入稿スキルは一度覚えれば一生もの
WordPress入稿について整理しました。
- 入稿できるライターは、クライアントの手間を減らせる=重宝される
- やることは「タイトル・本文・見出し・画像・リンク・プレビュー」の決まった型
- 薬剤師ライターは、出典リンクと薬機法表現の最終チェックを意識する
- 覚えるなら、自分のブログで実際に手を動かすのが近道
入稿は一度覚えてしまえば、その後ずっと使えるスキルです。「書ける薬剤師ライター」から「書けて入稿もできる薬剤師ライター」へ。受けられる仕事の幅が、確実に広がります。
仕事環境や道具まわりの全体像は薬剤師ライターの仕事環境・道具まとめで整理しています。あわせてどうぞ。
関連記事
