「薬剤師ライターって、実際いくらくらい稼げるんですか?」

副業に興味を持った薬剤師さんから、いちばんよく聞かれる質問です。

実際のところ、収入は人によってかなり差があります。月数千円の人もいれば、本業並みに稼ぐ人もいます。

ただ、収入が「何で決まるのか」という仕組みを知れば、自分がどのくらいを目指せるかは見通せます。この記事では、薬剤師ライターの収入のリアルを、副業ペース別のモデルケースつきでお伝えします。

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薬剤師ライターの収入は「3つのかけ算」で決まる

まず、収入の仕組みから整理します。執筆の報酬は、ほとんどの場合この3つのかけ算です。

文字単価 × 文字数 × 本数 = 収入

薬剤師ライターの収入は「文字単価×文字数×本数」の3つのかけ算で決まる図解

たとえば文字単価1円・3,000文字の記事を月5本書けば、3,000×1×5で月15,000円。同じ本数でも文字単価が3円になれば月45,000円です。

ポイントは、収入を増やす方法は「単価を上げる」「本数を増やす」の2つしかないということ。そして本業がある薬剤師にとって本数には限界があるので、現実的には単価を上げることが収入アップの本命になります。

文字単価の相場

収入のいちばんの土台になる文字単価の目安です。

経験・スキル 文字単価の目安
未経験・実績なし 0.5〜1円
実績3〜5本 1〜2円
実績10本以上・専門性あり 2〜5円
薬機法チェック・監修対応 5〜10円以上

一般ライターの平均が0.5〜1.5円程度と言われるのに対し、薬剤師は専門性を示せると2〜5円の案件を狙えます。薬剤師免許そのものが、単価の根拠になるのがこのジャンルの強みです。

単価を上げる具体的な手順は薬剤師ライターの単価相場と、単価を上げる3つの方法で詳しく解説しています。

始めたての月収は、そんなに高くない

始めたばかりの頃の月収は、数千円〜数万円が現実です。

私自身、最初の文字単価は0.6円でした。3,000文字書いて1,800円です。調べながら書くと1記事に5時間以上かかることもあり、時給換算すると300円台。薬剤師の時給と比べると、最初は落ち込む数字でした。

「薬剤師免許があれば最初から高単価」というイメージで始めると、ここで挫折しやすいです。最初の数ヶ月は実績を作る修行期間と割り切るのが、結局いちばんの近道です。

このあたりのきつさは薬剤師ライターはきつい?実際のところを正直に話しますでも本音で書いています。

月収を引き上げる、薬剤師ならではの3つの柱

実績がたまってきたら、収入の柱を増やしていきます。薬剤師には、一般ライターにはない収入源があります。

①執筆単価を上げる

実績と専門分野を示して、文字単価そのものを上げます。「糖尿病の薬が専門」のように分野を絞ると、専門性を必要とするクライアントに選ばれやすくなり、単価交渉がしやすくなります。

②薬機法チェックを別単価で受ける

記事を書くのとは別に、薬機法チェック(既存の広告・記事の表現が薬機法に触れていないかの確認)は、1記事あたり5,000〜30,000円で受注するのが一般的です。執筆より高単価になることも多く、薬剤師の知識がそのままお金になる業務です。

③ディレクションに広げる

書く側から、記事の構成作成・入稿・品質管理をする「ディレクター」側に回ると、収入の幅が広がります。単価交渉に頼らず収入を上げられる現実的な方法で、私自身も執筆が頭打ちになった時期にこちらへ広げました。詳しくはライターからディレクターになるために必要なことで解説しています。

副業ペース別・月収のモデルケース

「自分ならどのくらい?」をイメージできるよう、副業のペース別にざっくりした目安を出します。あくまで一例で、単価や案件状況で上下します。

始めたて(月2〜3本・文字単価1円前後) → 月数千円〜1万円台。まずは実績作りの時期。

慣れてきた頃(月5本前後・文字単価2〜3円) → 月3〜6万円ほど。専門分野が定まり、単価交渉ができるように。

柱が複数ある状態(執筆+薬機法チェックやディレクション) → 月10万円前後も見えてくる。ただし月によって波があります。

「月10万円」を目指すまでの具体的な流れは薬剤師ライターが月10万円を達成するまでのロードマップにまとめています。

月収は「毎月安定」より「平均」で考える

副業ライターの収入は、毎月きれいに同じ額にはなりません。

案件が重なる月は多いし、本業が忙しくて受けられない月は少ない。これは現実です。だからこそ「今月いくら」ではなく**「月平均でいくら」**で捉えるのが、気持ちの面でも続けやすくなります。

本業の繁忙期と締め切りが重なると睡眠を削ることになるので、収入を追いすぎて受けすぎないことも、長く続けるコツです。

収入を上げるために、まず最初にやること

これから始める方に、収入面で最初にやってほしいことは2つです。

  1. プロフィールに「薬剤師」と専門分野を明記する——資格が伝わらないと一般ライター扱いになり、単価の根拠がなくなります
  2. 「薬剤師歓迎」の案件で実績を作る——未経験でも入口はあります

案件を探す入口は、まずは大手のクラウドソーシングです。

クラウドワークス(無料登録) クラウドソーシング「ランサーズ」会員募集 (無料)

最初の案件の取り方は薬剤師ライターの始め方:最初の案件の取り方で具体的に解説しています。

まとめ:収入は「仕組み」を知れば見通せる

薬剤師ライターの収入について、まとめます。

  • 収入は「文字単価 × 文字数 × 本数」で決まる
  • 始めたては月数千円〜数万円。最初は実績作りの修行期間
  • 文字単価は実績と専門性で2〜5円を狙える。薬剤師免許が単価の根拠になる
  • 薬機法チェック(1記事5,000〜30,000円)やディレクションが、薬剤師ならではの収入の柱
  • 月収は「毎月安定」より「月平均」で考えると続けやすい

最初の数字だけ見ると不安になりますが、収入は積み上げ式です。実績が増えるほど単価が上がり、柱が増えるほど安定していきます。まずは一歩を踏み出してみてください。


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