「薬剤師の資格を活かして、家で働けないかな」

子育てや介護、体調、家庭の事情——理由はそれぞれですが、こう考える薬剤師さんは多いと思います。私自身、在宅でできる仕事を探して、薬剤師ライターにたどり着いた一人です。

この記事では、薬剤師の資格や知識を活かせる在宅ワークを5つ紹介します。実際にやっている立場から、「始めやすさ」や「収入の現実」も正直に書きます。

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薬剤師の在宅ワーク5選

先に一覧を載せます。

薬剤師の在宅ワーク5選の比較表

それぞれ詳しく説明します。

①医療ライター(薬剤師ライター)

私が実際にやっている仕事で、一番おすすめです。

医療・健康ジャンルの記事を書く仕事です。薬や病気の解説記事、健康食品のコラム、クリニックのホームページの記事など、案件の種類は豊富にあります。

おすすめする理由

  • 未経験から始められる入口がある(クラウドソーシングに「薬剤師歓迎」の案件が出ることがある)
  • パソコン1台あれば初期費用がほぼかからない
  • 納期さえ守れば、働く時間を完全に自分で決められる
  • 実績が積み上がると単価が上がり、監修やディレクターへの道も開ける

正直な現実

  • 最初の単価は低いです。私は文字単価0.6円からのスタートでした
  • 慣れるまでは1記事に時間がかかり、時給換算するとへこみます
  • 軌道に乗るまでの数ヶ月は「実績作りの期間」と割り切る必要があります

詳しい現実は薬剤師ライターはきつい?実際のところを正直に話しますに書きました。始め方は薬剤師ライターの始め方:最初の案件の取り方で解説しています。

未経験から探すなら、まずクラウドソーシングに無料登録して「薬剤師」「医療 記事」で検索してみてください。

クラウドワークス(無料登録) クラウドソーシング「ランサーズ」会員募集 (無料)

②記事監修(薬剤師監修)

他のライターが書いた医療記事を、薬剤師の立場でチェックする仕事です。「薬剤師監修」と表示される、あの役割です。

おすすめする理由

  • 記事を書くより時間がかからない(チェックが中心)
  • 「薬剤師の資格そのもの」に価値がつく仕事
  • 名前とプロフィールが掲載されるので、実績が見える形で残る

正直な現実

  • 未経験でいきなり監修の仕事を取るのは難しいです。監修は「信頼」が商品なので、ライターとしての実績や経歴を見られます
  • 案件数はライティングより少なめです

私の周りでも、ライターとして実績を積んでから監修の依頼が来るようになった、という順番の人がほとんどです。ライターと監修の違いは医療ライターと医療監修の違い:薬剤師はどちらを目指すべきかで詳しく書いています。

③記事ディレクター・編集

複数のライターが書いた記事をチェックし、品質を管理する仕事です。私も現在、ライターと並行してディレクターの仕事をしています。

おすすめする理由

  • ライターより報酬の水準が上がる
  • 「書く時間」に縛られず、チェック・指示が中心になる
  • メディア運営の全体が見えるようになり、キャリアの幅が広がる

正直な現実

  • これも未経験からいきなりは難しく、ライター経験が前提になることが多いです
  • 複数のライターとのやり取りが発生するので、コミュニケーションの負担はあります

ライターからディレクターへの道筋はライターからディレクターになるために必要なことにまとめています。

④メディカルライター(企業向け文書)

製薬企業や医療機器メーカー向けの専門文書(論文、学会資料、研修資料、医療従事者向け資材など)を作成する仕事です。Web記事のライターとは求められるものが違います。

おすすめする理由

  • 専門性が高いぶん、報酬の水準が高い
  • 製薬会社や治験関連の実務経験がある人は、その経験がそのまま強みになる

正直な現実

  • 求められる専門性のハードルが高く、未経験から入るのは大変です
  • 案件は企業との直接契約や専門エージェント経由が中心で、入口が見つけにくいです

Web記事の薬剤師ライターとの違いはメディカルライターとは?薬剤師ライターとの違いと仕事内容を解説で解説しています。

⑤ブログ・情報発信(ストック型)

自分のブログやSNSで医療・健康情報を発信し、広告収入やアフィリエイト収入を得る働き方です。

おすすめする理由

  • 書いた記事が積み上がり、自分の資産になる(クライアントワークと違い、納品して終わりではない)
  • 完全に自分のペースでできる。納期も修正依頼もない
  • ポートフォリオとしても機能し、ライターの仕事にもつながる

正直な現実

  • 収入になるまでが長いです。数ヶ月〜年単位でかかりますし、ならない可能性もあります
  • 医療・健康ジャンルは検索エンジンの評価が厳しく、個人ブログが上位表示されにくい分野です
  • 「すぐに収入がほしい」人には向きません

私は「①のライターで収入を得ながら、⑤を資産として育てる」という組み合わせ方をおすすめします。

番外:オンライン服薬指導・在宅の薬剤師業務

「薬剤師業務そのものを在宅で」という選択肢も、制度の変化で少しずつ広がっています。オンライン服薬指導に対応する薬局や企業の在宅勤務求人などです。

ただしこちらは雇用されて働く形が中心で、求人数もまだ限られています。働く時間も雇用先に合わせることになるので、「自分のペースで働きたい」という人には①〜⑤のほうが合っていると思います。

どれから始める?迷ったときの考え方

5つ紹介しましたが、よく見ると②③はライター経験が入口になっています。④は専門経験、⑤は時間が必要です。

つまり、特別な実務経験がない状態から在宅ワークを始めるなら、現実的な最初の一歩は①薬剤師ライターになります。そこで実績を積むと、監修・ディレクターと選択肢が広がっていく——この順番が、私自身がたどってきた道でもあります。

  • とにかく早く収入につなげたい → ①ライターから
  • 製薬会社・治験の実務経験がある → ④も視野に
  • 急がない、資産を育てたい → ①と並行して⑤

子育て中の方は、ママ薬剤師の在宅ワーク:育児しながら医療ライターを始める方法も参考にしてください。

まとめ

  • 薬剤師の在宅ワークは、ライター・監修・ディレクター・メディカルライター・情報発信の5つが現実的な選択肢
  • 監修・ディレクターはライター経験が入口になることが多い
  • 未経験からの最初の一歩は薬剤師ライターが現実的
  • 最初の単価が低い時期を「実績作り」と割り切れるかがポイント

在宅で働く環境づくりについては薬剤師ライターの仕事環境・道具まとめ、パソコン選びに迷ったら薬剤師ライターのパソコンはMacBook Airがおすすめ、副業のルールが気になる方は薬剤師の副業は禁止?勤務先別のルールと始め方を解説もどうぞ。


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